自然は不思議、何かを知る機会になれば・・・

私の植物図鑑へようこそ!

 クスノキの仲間ヤマコウバシ サクラの花のふしぎな性質です。

植物はふしぎなもの

 1.ヤマコウバシの枯葉はなぜ落ちない?

  冬の落葉樹林で枯れ葉を沢山つけ、遠くからすぐ目に入る変な木があります。この木はヤマコウバシという名の樹木です。もう昔のことですが、タンスの防虫剤に使ったクスノキの仲間の一種です。しかしクスノキは一年中緑色の葉をつける常緑樹でが、枯葉をつけたヤマコウバシは落葉樹です。一体いつ落葉するのだろうか、そう思いながらこの木を調べ観察しました。

 ヤマコウバシの子どもはなかなか見つかりません。親の木の根元でも見つからない。もしかして実がならない? いやいや春には黄色い可愛い花をつけ、小さく黒光りのする実がなります。種を蒔いてみました。しかし何度蒔いても芽は出ません。すご~く“頑固”で不思議な木です。

  頑固な種に負けず繰り返し、やっと芽を出させることに成功し、今(2017年)では3年生になった若木で1メートル、1年生で15センチ前後の木に成長したが、やはり春の若葉の季節まで枯葉です。 

 2.サクラの花はミツバチが蜜を吸うと花の色を変える

 ソメイヨシノの花の大多数は、咲き始めに白く、散り始める頃にはピンク色に変わります。

白い花にはまだ蜜があり、ピンクの花にはもうなくなってしまった、そんなシグナルです。

花はミツバチなどの昆虫に、早く蜜に有りつけるよう、親切にも教えているようです。

 

 突然メルヘンの世界に飛び込んだような夢のような話にフーンと感心しました。

これが植物観察のきっかけになり、植物や自然を好きになってもらえるチャンス!

それは面白い!と大うけしそうですが、本当はどうなっているのでしょうか?

3.タチイヌノフグリは花の色や寿命を多様に変化する

 ピンク色の花をつけるイヌノフグリの仲間は「イヌノフグリ」と思っていました。しかしタチイヌノフグリが咲き始める時期により、また春の半ば過ぎになると一日で時間により花の色を変えるようです。本当か?と思われるかもしれませんが、日光のあたる場所の花を見てください。

4.ガクアジサイの装飾花

 ガクアジサイの花は中央部の小さな花が本当の花で、周辺にある花弁の付いたのは受粉のできない装飾花です。装飾花は昆虫たちに花(蜜)のありかを教えるためにあります。花が咲き終わると装飾花は下を向きます。どうして下を向くのでしょうか?